オーベルジュの名の通り、 ここの夕食は欧州風家庭料理という感じで、前菜、サラダ、スープ、魚、肉とコースで供される料理を箸でいただきます。ミネストローネスープはすごくアットホームな暖かい雰囲気がありました。それぞれ美味しく作られた主人の手料理でしたが、メインの牛ほほ肉シチューなど幾皿かは出された温度がぬるい感じがして、特にこの夜は寒さの強い日でしたので、お皿だけでも温めれば違うのにと、そこまではこだわらないのかなと残念に思いました。そういえば、その日はソムリエ役の奥さんが不在とのことで、ご主人はやや尻込みしながらワインを出してくれたり、何から何までひとりでこなすという状態でしたが、普段は奥さんが客対応を担当する二人三脚なのかも知れません。
この日の寒さと言えば、浴室でも洗い場にどこからか冷たい風が流れ込んできて、とても湯船から出る気になれませんでした。良く見ると天井と壁が接する部分が少し開いていて湿気を逃がす構造のようで、寒い時は露天風呂とさして変わらないと思いました。
さて翌朝になって、雪が降っていたのも驚きでしたが、和食の朝食が用意されていたのには意表を突かれて最大の驚きでした。 そのセッティングは写真の通りです。上品な器に囲まれてちょっとした贅沢感もある朝ご飯です。 中には名前を聞いたこともない地元の野菜が2品ほどあって、それが素直に美味しかったので、摘草料理なんだと思いながら楽しませていただいきました。
人なつっこい飼い猫が部屋に遊びに来たりする気の置けない宿として、またここを訪れたいなと感じる滞在でした。
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