2/12/2017

ショコラに狂乱の季節 - Insane Season for Chocolate

僕には前々から気になっているチョコレート屋さんがふたつ、S・コヤマとDARI-Kだ。どちらも関西なので東京で手にする機会は殆どない。僕は本来、チョコレート業界の策謀には乗らない原則を貫いているのだが、2月はバレンタインのおかげでこれらのチョコレートにデパート出店で遭遇できるチャンスが到来する。松屋の商品券が少し手元に残っていたのを幸いと、先日銀座に出かけた。伊勢丹のサロン・デュ・ショコラが狂気の大行列と聞いていたが、こちらは普通に特設売場という雰囲気。目的のDARI-Kは行列に並ぶこともなく、早々に商品をゲットして店を後にした。


京都のDARI-Kは果物としてのカカオ豆の香りと味にこだわっているそうで、インドネシアの生産者を育成しながら作るしっとりとした濃密なチョコレートは独特だ。深く印象に残る逸品と言える。気取った桐箱などはどうでも良いので、できれば本店で好きなガナッシュやトリュフを選んで買えたりするとベストだと思う。



一方、娘は果敢に初日の伊勢丹に繰り出し、行列に並んで持ち帰った若干の戦利品を披露してくれた。
まず、Le Chocolat HattのアソートとLa Verdureのオレンジピール。

Criolloのチョコレートケーキは薄くスライスして味わった方が、ケーキのように食べるよりチョコレートの重厚さが堪能できる感じがした。


そして最後にもうひとつ、これはその場で買えなくて配送で届いたと娘が言っていたサダハル・アオキのアソート。DARI-Kの個性には叶わないかな・・・